ひとみちゃん-5-

その後も数回お世話なり、彼女も数回お店を替わりました。その度に電話やメールでやりとりし、近況などを話しました。
五反田の某店にいた時は、友達と食べ歩いて半年分くらい栄養溜め込んだというムチムチの帰国休養明けと聞いていたのに、すっかりスリム。タップンタップンのオムネは衰えたものの、まだまだ形の良い釣鐘形。趣味の人はこっちの方がいいでしょう。聞くと真面目にアカスリ・マッサをするところで、食べているのにガンガン痩せたとの事。
そんなやりとりの途中、当たり前なのですが妙なことが起きまして・・・・、エステ呑み仲間で話していたら実は兄弟になっていました。彼はこのお店にオキニがいて、良く行くそうです。聞くのもおかしいけど聞いてみると、彼女は評判の良いこの店でも勤務態度がよいと感心していました。
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「この店も疲れたから辞めたよ」とメールを貰い、それじゃ久しぶりに食事でもしようということになりました。
実はこの店は近所の競合店と折り合いが悪いのか嫌がらせにチクリがあってガサが入ったらしいです。その前に情報を得たのか悪い予感がしたのか退店したそうです。
この日は後がつかえてるそうで、時間の決まったお食事です。残念。今度こそ誘おうと思ったのに釘を刺されました。
しかしプライベートな話しも色々聞けました。
なんと神田にマンションを持っているとの事。私、不動産に興味がないので外人が日本でマンションを買う場合に法的・経済的にどんな制限があるのかわかりません。法的には金さえあれば別に制限があるわけじゃないけど、銀行信金が外国個人に金を貸す時期でもなかったし、どうなんだろうと。
どうも名義を借りたり連帯保証人を見つけたりと、さすが夜の女、なにやらパパ的な存在が見え隠れします。
「日本に住むの?」と聞きました。未だ就学生ビザなのにマンション買うなど良く分からないからです。「ううん、いつか帰る。」「じゃマンションどうするの?」「別に・・・」言葉を濁しています。
真っ当に考えれば外国からも引き出せる口座を作って、賃貸にして収入を得るとか。でも補修とか更新とか、日本にいる人に任せるとそれまた金が掛かるし・・。

しかし彼女はド厚かましい上海で揉まれた人間。その辺の手筈は門外漢の私なんかより周到に固めているでしょう。

現金主義、すぐに送金、スッカラカンも気にしない、駄目になったらその時考える、そういう一般中国人(特にエステで働いている女の子)の気配すら感じさせません。

包み隠さず話す彼女、ある時は「あのねー、困ることがある」と言うので、
「なに?」
「私そんなにエッチが好きな方じゃなかったの。」
「うん」
「だけどね、この仕事休んで、最初1ヶ月は疲れが取れてきて、それはいいけど・・・、その後なんかしたくなって来て困る時ある」
「オモチャとかないの?」
「やだ!あんなの!」
「自分でしちゃうの?」
「・・・・・我慢してる」
「うそー!」
「嘘じゃないもーん!」
「でも向こうに彼氏いるんじゃないの?」
「日本に来る前いたけどー、さすがに別れちゃった。」
「ありゃ、そりゃ困ったねー、今日はあなた用事あるしー。」
「ぎゃー、今はもうしたくないの!もう!あははは」
だと。

さて、そんな彼女も色んな収入源が出来たのかお店に復帰が遅くなりました。
ある時電話で「復帰した」と言われましたから、売上貢献の意味もあって「今度行くから教えて」には「教えない。自由が丘だけど。」
「何で教えないの!名前は?写真は?」「今度は写真出さないし、名前も変える。今度は多分短いから、教えない。」
あまり意味が良くわかりませんが「いいもん、探しちゃうもんねー」などと言って置きました。

写真に関してはどうも問題があったらしく、本人は店の撮影で知り合ったカメラマンにスタジオ写真のような写真を撮ってもらえるからと言う理由で、良いポーズの写真を撮って貰って上機嫌でしたが、結局ホームページに使われてしまい、困っていたとのこと。
この写真はかなり好評だったらしく、どこへ行っても目線なしで使われてしまう。私にも「見つけたら教えて」と頼んでいました。
やはりネットの恐ろしさを知っていて、どんな事情か中国から見られたら生きて行けないくらい危機感を持っていました。この辺のスキルもあるようです。

しばらくしてからまた連絡がありました。またご飯を食べよう、と。今度は私が店を探そうと思い、何が好きか聞くと、「そうじゃなくて、家で作ってあげるよ」と言うではありませんか。
そりゃもう、ご相伴に預かりまくっちゃいますよ、何から何まで!

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プロフィール

ヤング畑耕作

風俗エステ通いもいつの間にやら10年、
今は行く金もない(自w